4
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それ以降も、正直普段と変わらない日常を送った。
私は基本リビングで読書したりお茶したりして日中を過ごし、竜崎は忙しそうに何か読んだり英語で喋ったり。
そんな彼に時々紅茶を淹れてあげた。
初めは一体どんな日常が待っているのだろうと酷く緊張していたら、そんなのは無駄だとすぐに分かった。なぜなら本当に、「何も変わらない」からだ。
口数が増えるわけでもないし、3メートルルールがあるから隣に座るわけでもないし、
手を繋ぐわけでもないし、(そんなタイミングすらない)
もちろん抱き合うわけでもないし、(そんなタイミングすらない)
愛の言葉を言われるわけでもないし、(そんなキャラではない)
はて、やはり夢だったか?とまた疑いだすほどのこと。
彼は今までとは何ら変わらない顔で飄々としていた。
そんな竜崎を時々盗み見てはなんとも言えない気持ちになってるのが私だった。
そういえば恋してる、だなんて今考えたら恥ずかしすぎる発言はあったものの、付き合うとかそう言った類の口約束は何もないわけで。
…一体、私たちの関係とはなんだ、という疑問だった。
でも大切な人って言ってくれたわけだしなぁ。普通に考えれば付き合ってるってことになると思うけど。
でも付き合ってるのにこの距離はない。これは誰がどう見てもただの同居人だ。
相手が竜崎じゃなければハッキリ聞いていたかもしれない。でもなんとなくそれは出来なかった。
いつも白黒ハッキリさせたい性分のくせして、
私はやっぱり、彼には弱いのだ。
そしてきっと、なにより怖かった。
「付き合うという類のことはするつもりありません」とか言われたら、と。言いそうだから、この男。
「仕事で忙しいので他の物に時間を割けないので」ああ、これも言いそう。
何度かシミュレーションを重ねても返ってくる言葉がこんなのばっかり。少女漫画みたいに、「当たり前じゃないか、君は僕の彼女だよ」なんて返答がくる想像ができない。そんなこと言う竜崎はきっと偽物だ。
私はただひたすらヤキモキしながら彼を盗み見た。
