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夢小説設定
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「月島さん」
「え」
「顔が赤いですよ」
言われてばっと頬を両手で包んだ。
確かに頬がいつもより熱い…気がする。
顔に出やすい自分の性格を恨んだ。
「ははは、ちょっと紅茶で火傷したかなーと…」
「気を付けてください」
「あ、ありがとうございます」
私は乾いた笑いを浮かべながらごまかした。果たして何故、私の顔が紅潮したのか、私自身よく分からなかった。
「では頂いた情報を早速調べます。あなたはまたどうぞ部屋にでも」
竜崎がそう言って椅子から立ち上がる。私は反射的につい、言った。
「あの、ここにいてもいいですか」
言うと竜崎は不思議そうに私を見た。
「邪魔しませんから…何か一人でいるの怖くなってきちゃって…」
正直に話した。竜崎は少し黙った後、別に構いません、とだけ言った。
どうせ「あなたほど気が強くても怖くなるんですか」とか皮肉を言われるだろうと思っていた私は、すんなり竜崎が許可したことに驚いた。
彼は紅茶を持ったままのそのそとゆっくりソファに移動すると、何事もなかったように仕事をし始めた。
私はその光景を目で見送ると、目の前の紅茶に視線を落とした。
お互い言葉を発さない沈黙が、なぜだか心地よかった。
それから2日。
私は日中、リビングで過ごすようになっていた。
自分の部屋から持ってきた漫画や小説をゆっくり読みながら時間を潰す。やはり一人はなんとなく心細くなるため、あの変人でも近くにいるのは安心した。
初め私がここにいるのをやたら優しい目でワタリさんは見つめ、けれども何も言う事はなかった。
竜崎はほとんど話さず、時々お茶を頼んだり質問してきたり。それに答えるくらいの会話だった。
