絶体絶命?クリスマス
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「――いっくし!」
ずずっと鼻をすすりあげると、磯野の心配そうな目が覗き込んでくる。
大丈夫?と言いたそうな表情に不敵に笑って。
「こんな寒さどうってことねぇよ」
「でも鼻赤いよ。ティッシュ持ってるけど使う?」
「だ、大丈夫だ……」
はー寒っと磯野に聞こえないよう小声で呟きながらマフラーをぐいっと上げると、呼気でほんのり口元が温かくなる。
駅前にそびえたつのは、電飾やオーナメントで彩られた大きなクリスマスツリー。
人々がそれを携帯の写真で撮ったりするのを眺めながら、俺たちは駅の出入り口の端に並んで立っている。
昨日磯野にクリスマスプレゼントをもらった後、速攻で今日の約束を取り付けた。
卒業前に「クリスマスデートでキメる」と決意していたため、昨日の磯野からの申し出は渡りに船だった。
「綺麗だねぇ」
「ああ、まぁな」
「…本当にそう思ってる?」
「お、思ってるよ。そっちこそ腹減ったとか考えてんじゃねぇの?」
「うっ……否定できない」
素直な返答に思わず笑う。
花より団子なこいつの性格はよく知っているつもりだ。
「んじゃ行くか」
「えっ!?もしかして豪華なフレンチディナー?それともイタリアン?」
「そうだな…Mがつく店で豪華なバーガーディナーとしゃれこもうぜ」
「M……」
「こちとら懐が寂しい学生なのよ!堪忍して!」
どこか遠い目で見上げてくる磯野に切実に叫んでみれば、ふふっと笑って。
「冗談だよ。一緒に過ごせるだけでうれし…い、し」
恥ずかしい台詞を言っていると途中で気づいたのか語尾がぎこちなくなっていく。
そんな赤い顔して俯かないでほしい。
あまりの可愛さに段階すっ飛ばして抱きしめたくなっちまうだろうが。
ぐっと奥歯を噛んでそんな思いをやり過ごしてから、すっと手を差し出してみる。
「んじゃ行こうぜ。ちょっと高めのほうのMの店」
「あ、…う、うん」
そっと重ねられた手をぎゅっと握りしめる。
……つめた…俺も人のこと言えねぇけど。
「た、高めのMって?」
「チキンでも食っとこうぜ」
「あ!あっちかー!少しだけ豪勢だね!」
気恥ずかしさを誤魔化すように、いつもよりやや高いテンションでお互いに喋り続ける。
背負ってきたリュックの中には、今日のためのプレゼントが入っている。
昨日は渡せなかったが、実はもう用意はしてあった。
兄貴にも軽く相談して悩んで決めたものだ。
まぁ兄貴がくれたのはアドバイスとは名ばかりの冷やかしだったが。
あの野郎、自分が彼女いないからって嫉妬しやがって――いや、正確にはまだ磯野は彼女じゃないけども。
だが今日、絶対にモノにしてみせる。
勝負は決まっているようなものだが、最後の一押し……キメてみせる!!!
心のうちでそう叫んだ瞬間、ビュオオと一際強い風が吹いた。
今日はそこそこに風が強い。
寒風が容赦なく全身を叩きつけてくる。
磯野は寒すぎヤバッと言いながら俺の手を一際強く握ってきて、嬉しくなって俺も握り返すが――
……
…………
ま、まずい。
「どうしたの?」
急に黙った俺を訝しむ目。
慌てて取り繕えば、大して気にも留めないようにまたテンポの良い会話が再開される。
まずい、まずいぞこれは。
寒さにやられたのか腹の調子が狂い始めた。
早く室内に入りたいが、さすがに食事する店に着いて早々トイレに駆け込むのは無しだろう。
どうするべきか会話を続けながら考えていると、あろうことか雪が降り始めてきた。
「わー!これホワイトクリスマスってやつ!?私はじめてー!」
「……!!」
嬉しそうにはしゃぐ磯野は可愛くて目に焼き付けたいくらいだが、生憎今は余裕がない。
ざけんな!雪だと…!?俺の腹を殺しにきてやがる…!!
準備は周到にしてきたつもりだったが、腹巻でも何でもして対策してくればよかったぜ…なんて後悔しても後の祭り。
経験上、時間が経てば経つほど悪化するのは分かっていた。
今日は大切な勝負の日、どうにか今のうちに手を打たなければ。
幸いここは駅前だから店は豊富だ。
不自然にならないように、どこか――――
と視線を走らせていると、磯野がアッ!と声を上げた。
「な、なんだ?」
「ちょっと本屋さん寄っていい?家庭教師の先生にお薦めの参考書教えてもらったから探したくって」
「あ、ああ…!」
言うなり駈け出した磯野に慌てて付いていく。
俺たちが向かうのはこの辺りでも一番の大型書店。
なんという僥倖。
聖夜の神は俺を見捨ててなかった…!
さりげなく別のフロアに行くと伝えて歩き出そうとしたところで、コートの裾を引っ張られる。
かと思えばリュックのジッパーが開けられる音がして、咄嗟に振り向こうとする。
「っな、なんだよ?」
「……はい。プレゼント、後で見てみて。いってらっしゃい」
「はぁ?プレゼントは昨日もらって――」
「いいからいいから。じゃ、私は参考書コーナーにいるからー」
さっさとリュックのジッパーを閉じた磯野は、慣れた様子で歩いて行ってしまった。
不思議に思いながらも腹の調子で頭がいっぱいの俺は、フロアマップをすぐに確認する。
7階建てのビルのうち、男子トイレがあるのは3階と5階と7階。
手近な3階を目指してエスカレーターで辿り着くも、個室は使用中。
ガッデム!と思いながらも5階へ昇る。
駆け込むも、またしても空いていない。どころか1人待っていた。
今日はクリスマス。
街はいつにも増して人が多い。
駅近のビルはどこもこんな状態なのだろうか。
嫌な予感を抱えながら最後の砦ともいえる7階のトイレを目指す。
が、無情にもまたしても使用中。
舌打ちを堪えて仕方なくトイレの前で順番を待つことにした。
トイレを目の前にして気が緩んだか、ギュルルと悲鳴を上げる俺の腹。
まだ…まだどうにか持ってくれ。
祈るような気持ちを抱えながらもじっと立っていると、意識がそちらばかりにいってしまって宜しくない。
意識を逸らそうと携帯を取り出しかけたところで、そういえばとさっきリュックに入れられたプレゼントとやらを見てみることにした。
ジッパーを開け、中を覗いてみる。
すると、底のほうに白い箱のようなものが見えた。
取り出しみると、それはまさに白い箱だった。
いや、正確には白い箱の中に入ってるのは瓶に入った錠剤。
俺も愛用している見慣れた整腸薬だった。
「……は、はは…」
思わず気の抜けた笑い声が漏れる。
気取られないようにしてたけど、見透かされていたのか。
恥ずかしさやら情けなさやら有難さが渦巻いて、何ともいえない。
取り急ぎパッケージを開けて錠剤を水なしで飲み込んだ。
こいつを服用すればトイレのお世話にならずとも落ち着くことが多い。
多分今日も大丈夫だろうと仮定して、しばらくしてからトイレから離れることにした。
……
………
「あ、顔色いいね。もう大丈夫?」
俺を見てからの第一声。
脱力しながらとりあえず礼を言っておく。
「あぁ…その、助かったけどさ、なんであんなモン…」
「あ、薬飲んでくれた?実は堂本くんたちから聞いてたんだ、お腹が弱いって。今日も一応薬持って行ってやれって言われてたから持って来てたの」
「~っあンの野郎ども…」
おかげでトイレの住人にならずに済んで助かったが、あいつらに感謝するのも癪だ。
今夜はがっちりカッコよくキメるつもりだったのに、初っ端からこんなんでカッコ悪いったらねぇじゃねーか…。
苦虫を噛み潰したような俺の表情を見て、磯野が朗らかに笑って背中を叩いてくる。
「はは、大丈夫だよー。仕切り直そ!」
「はぁ。そ、そうだな…(励まされてる…)」
「てか今度から調子悪い時は遠慮せず言うんだよ?…こ、これからずっと一緒にいるんだからさ」
「……」
その言葉に思わず静止してしまう。
……これは何だ、逆告白か?
まじまじとその顔を真意を問うように見つめると、ふいっと逸らされる。
だから!俺はまだ何も言ってないのに赤い顔してそんなことを言うな!
ここが店じゃなかったら抱きしめちまうところだろうが!!
「~~っ、」
沸き上がる想いをぐっと押し込めて、ふーっと一つ深呼吸をする。
「そ、その話はあとだ!今はほら、腹ごしらえが先だろ」
「あ、あは!そうだったね!」
改めて差し出した手に、また熱が重ねられる。
さっきよりも温かい。
「んじゃ、行こうぜ」
「うん。お腹すいたー」
再び夜の街へと歩き出した俺たちを、今夜は特別だと言わんばかりに輝くイルミネーションたちが迎え入れてくれる。
ここから巻き返せる術は、まだある。
リュックの中に忍ばせてある、特製のプレゼント。
開けた時磯野がどんなリアクションしてくれるか楽しみだ。
想像すると、自然と口元が綻んでくる。
中身は内緒。
開けての楽しみ、ってな。
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まさにあの歌詞のまんま、中身のないクリスマス小話。
でも書いてて楽しかった!
これがあってからミチルちゃんは薬を持ち歩くようになるんだろうな~きっと。なんて妄想。
2021.12.25
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ずずっと鼻をすすりあげると、磯野の心配そうな目が覗き込んでくる。
大丈夫?と言いたそうな表情に不敵に笑って。
「こんな寒さどうってことねぇよ」
「でも鼻赤いよ。ティッシュ持ってるけど使う?」
「だ、大丈夫だ……」
はー寒っと磯野に聞こえないよう小声で呟きながらマフラーをぐいっと上げると、呼気でほんのり口元が温かくなる。
駅前にそびえたつのは、電飾やオーナメントで彩られた大きなクリスマスツリー。
人々がそれを携帯の写真で撮ったりするのを眺めながら、俺たちは駅の出入り口の端に並んで立っている。
昨日磯野にクリスマスプレゼントをもらった後、速攻で今日の約束を取り付けた。
卒業前に「クリスマスデートでキメる」と決意していたため、昨日の磯野からの申し出は渡りに船だった。
「綺麗だねぇ」
「ああ、まぁな」
「…本当にそう思ってる?」
「お、思ってるよ。そっちこそ腹減ったとか考えてんじゃねぇの?」
「うっ……否定できない」
素直な返答に思わず笑う。
花より団子なこいつの性格はよく知っているつもりだ。
「んじゃ行くか」
「えっ!?もしかして豪華なフレンチディナー?それともイタリアン?」
「そうだな…Mがつく店で豪華なバーガーディナーとしゃれこもうぜ」
「M……」
「こちとら懐が寂しい学生なのよ!堪忍して!」
どこか遠い目で見上げてくる磯野に切実に叫んでみれば、ふふっと笑って。
「冗談だよ。一緒に過ごせるだけでうれし…い、し」
恥ずかしい台詞を言っていると途中で気づいたのか語尾がぎこちなくなっていく。
そんな赤い顔して俯かないでほしい。
あまりの可愛さに段階すっ飛ばして抱きしめたくなっちまうだろうが。
ぐっと奥歯を噛んでそんな思いをやり過ごしてから、すっと手を差し出してみる。
「んじゃ行こうぜ。ちょっと高めのほうのMの店」
「あ、…う、うん」
そっと重ねられた手をぎゅっと握りしめる。
……つめた…俺も人のこと言えねぇけど。
「た、高めのMって?」
「チキンでも食っとこうぜ」
「あ!あっちかー!少しだけ豪勢だね!」
気恥ずかしさを誤魔化すように、いつもよりやや高いテンションでお互いに喋り続ける。
背負ってきたリュックの中には、今日のためのプレゼントが入っている。
昨日は渡せなかったが、実はもう用意はしてあった。
兄貴にも軽く相談して悩んで決めたものだ。
まぁ兄貴がくれたのはアドバイスとは名ばかりの冷やかしだったが。
あの野郎、自分が彼女いないからって嫉妬しやがって――いや、正確にはまだ磯野は彼女じゃないけども。
だが今日、絶対にモノにしてみせる。
勝負は決まっているようなものだが、最後の一押し……キメてみせる!!!
心のうちでそう叫んだ瞬間、ビュオオと一際強い風が吹いた。
今日はそこそこに風が強い。
寒風が容赦なく全身を叩きつけてくる。
磯野は寒すぎヤバッと言いながら俺の手を一際強く握ってきて、嬉しくなって俺も握り返すが――
……
…………
ま、まずい。
「どうしたの?」
急に黙った俺を訝しむ目。
慌てて取り繕えば、大して気にも留めないようにまたテンポの良い会話が再開される。
まずい、まずいぞこれは。
寒さにやられたのか腹の調子が狂い始めた。
早く室内に入りたいが、さすがに食事する店に着いて早々トイレに駆け込むのは無しだろう。
どうするべきか会話を続けながら考えていると、あろうことか雪が降り始めてきた。
「わー!これホワイトクリスマスってやつ!?私はじめてー!」
「……!!」
嬉しそうにはしゃぐ磯野は可愛くて目に焼き付けたいくらいだが、生憎今は余裕がない。
ざけんな!雪だと…!?俺の腹を殺しにきてやがる…!!
準備は周到にしてきたつもりだったが、腹巻でも何でもして対策してくればよかったぜ…なんて後悔しても後の祭り。
経験上、時間が経てば経つほど悪化するのは分かっていた。
今日は大切な勝負の日、どうにか今のうちに手を打たなければ。
幸いここは駅前だから店は豊富だ。
不自然にならないように、どこか――――
と視線を走らせていると、磯野がアッ!と声を上げた。
「な、なんだ?」
「ちょっと本屋さん寄っていい?家庭教師の先生にお薦めの参考書教えてもらったから探したくって」
「あ、ああ…!」
言うなり駈け出した磯野に慌てて付いていく。
俺たちが向かうのはこの辺りでも一番の大型書店。
なんという僥倖。
聖夜の神は俺を見捨ててなかった…!
さりげなく別のフロアに行くと伝えて歩き出そうとしたところで、コートの裾を引っ張られる。
かと思えばリュックのジッパーが開けられる音がして、咄嗟に振り向こうとする。
「っな、なんだよ?」
「……はい。プレゼント、後で見てみて。いってらっしゃい」
「はぁ?プレゼントは昨日もらって――」
「いいからいいから。じゃ、私は参考書コーナーにいるからー」
さっさとリュックのジッパーを閉じた磯野は、慣れた様子で歩いて行ってしまった。
不思議に思いながらも腹の調子で頭がいっぱいの俺は、フロアマップをすぐに確認する。
7階建てのビルのうち、男子トイレがあるのは3階と5階と7階。
手近な3階を目指してエスカレーターで辿り着くも、個室は使用中。
ガッデム!と思いながらも5階へ昇る。
駆け込むも、またしても空いていない。どころか1人待っていた。
今日はクリスマス。
街はいつにも増して人が多い。
駅近のビルはどこもこんな状態なのだろうか。
嫌な予感を抱えながら最後の砦ともいえる7階のトイレを目指す。
が、無情にもまたしても使用中。
舌打ちを堪えて仕方なくトイレの前で順番を待つことにした。
トイレを目の前にして気が緩んだか、ギュルルと悲鳴を上げる俺の腹。
まだ…まだどうにか持ってくれ。
祈るような気持ちを抱えながらもじっと立っていると、意識がそちらばかりにいってしまって宜しくない。
意識を逸らそうと携帯を取り出しかけたところで、そういえばとさっきリュックに入れられたプレゼントとやらを見てみることにした。
ジッパーを開け、中を覗いてみる。
すると、底のほうに白い箱のようなものが見えた。
取り出しみると、それはまさに白い箱だった。
いや、正確には白い箱の中に入ってるのは瓶に入った錠剤。
俺も愛用している見慣れた整腸薬だった。
「……は、はは…」
思わず気の抜けた笑い声が漏れる。
気取られないようにしてたけど、見透かされていたのか。
恥ずかしさやら情けなさやら有難さが渦巻いて、何ともいえない。
取り急ぎパッケージを開けて錠剤を水なしで飲み込んだ。
こいつを服用すればトイレのお世話にならずとも落ち着くことが多い。
多分今日も大丈夫だろうと仮定して、しばらくしてからトイレから離れることにした。
……
………
「あ、顔色いいね。もう大丈夫?」
俺を見てからの第一声。
脱力しながらとりあえず礼を言っておく。
「あぁ…その、助かったけどさ、なんであんなモン…」
「あ、薬飲んでくれた?実は堂本くんたちから聞いてたんだ、お腹が弱いって。今日も一応薬持って行ってやれって言われてたから持って来てたの」
「~っあンの野郎ども…」
おかげでトイレの住人にならずに済んで助かったが、あいつらに感謝するのも癪だ。
今夜はがっちりカッコよくキメるつもりだったのに、初っ端からこんなんでカッコ悪いったらねぇじゃねーか…。
苦虫を噛み潰したような俺の表情を見て、磯野が朗らかに笑って背中を叩いてくる。
「はは、大丈夫だよー。仕切り直そ!」
「はぁ。そ、そうだな…(励まされてる…)」
「てか今度から調子悪い時は遠慮せず言うんだよ?…こ、これからずっと一緒にいるんだからさ」
「……」
その言葉に思わず静止してしまう。
……これは何だ、逆告白か?
まじまじとその顔を真意を問うように見つめると、ふいっと逸らされる。
だから!俺はまだ何も言ってないのに赤い顔してそんなことを言うな!
ここが店じゃなかったら抱きしめちまうところだろうが!!
「~~っ、」
沸き上がる想いをぐっと押し込めて、ふーっと一つ深呼吸をする。
「そ、その話はあとだ!今はほら、腹ごしらえが先だろ」
「あ、あは!そうだったね!」
改めて差し出した手に、また熱が重ねられる。
さっきよりも温かい。
「んじゃ、行こうぜ」
「うん。お腹すいたー」
再び夜の街へと歩き出した俺たちを、今夜は特別だと言わんばかりに輝くイルミネーションたちが迎え入れてくれる。
ここから巻き返せる術は、まだある。
リュックの中に忍ばせてある、特製のプレゼント。
開けた時磯野がどんなリアクションしてくれるか楽しみだ。
想像すると、自然と口元が綻んでくる。
中身は内緒。
開けての楽しみ、ってな。
--------------------
まさにあの歌詞のまんま、中身のないクリスマス小話。
でも書いてて楽しかった!
これがあってからミチルちゃんは薬を持ち歩くようになるんだろうな~きっと。なんて妄想。
2021.12.25
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