忙しい貴方に。
about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
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9月5日。
今日は白鳥圭輔の誕生日である。
しかし彼は官僚であり、その忙しさも
たまたまのことではなく、日常茶飯事だ。
料理を作って冷蔵庫に入れ、明日の
お休みのために取っておく。
お風呂も入ったし、テレビでも見るか。
「……ちゃん、梓ちゃん」
優しく揺さぶられながら、名前を呼ばれる。
まだ醒めない目を無理矢理開けた。
「やっと起きた。ただいま」
「けいすけさん……おかえりなさい……」
「寝るならベッドで寝なきゃダメでしょ、
風邪引いちゃうよ」
テレビを見ている間に寝てしまったのか。
「ご飯……食べました?」
「仕事でご飯食べなきゃいけなくてさ。
冷蔵庫にあるのは明日の分で良い?」
「その為に2人分作ったんですよ」
やっとハッキリしてきたかも。
あ、誕生日プレゼント。
「おめでとうございます、圭輔さん」
紙袋から箱を取り出して渡す。
「開けていい?」
「はい」
中身はネクタイとネクタイピン。
無難な物をつい選んでしまったが、
大丈夫だろうか。
「この歳でプレゼントなんて恥ずかしいけど、
貰った時はこんなに嬉しいんだね」
「これからもあげますよ、プレゼントなら」
「嬉しいなあ、僕愛されてる?」
「そーですねー」
やっぱり眠気には勝てないので、
寝室に行こうとする。
「シャワー浴びてくるから、
良い子にして待っててね?」
「……は、はい……」
どうやら、彼は思うことがあるようで。
「僕からもちゃーんとお返し、しておきたいし?」
お返しなんて、なくてもいいのに。
そう思ったところでもう無駄である。
忙しい貴方に、明日は最高の一日を。