素直じゃない
about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
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本当に、こんな綺麗なドレス着て良いんだろうか。
こんな時までお金の心配をするなんて、
圭輔さんに何と思われるか……
「……まぁ、馬子にも衣装だね」
開口一番、圭輔さんはそう言った。
さりげなく傷付けるのはどうなのかなぁ!?
「まあまあ、そんなに怒らないでよー。
似合ってるから、ね?」
「そんな取り繕いで何とかなるなんて
思わないでくださいね」
圭輔さんのタキシードも似合ってるのに。
でも言ってやらないんだから。
「僕のはどう?」
次に気になるドレスを選ぶ。
「馬子にも衣装ですね」
そう言って、カーテンを閉めた。
やられたらやり返す主義なので。
「ねー、まだ怒ってるのー」
帰ってからも、ご機嫌取りに忙しい圭輔さん。
どうやら携帯で隠し撮りまでしてたようだ。
「こんなに綺麗なのにー?」
「馬子にも衣装って言ったのは誰ですか」
「僕だけど……」
「圭輔さんの隣でウェディングドレスを
着るのが今の1番の夢だったのになぁ」
分かりやすくため息をつく。
こうされるのに弱いのはわかってる。
「梓ちゃんだって言ってたじゃない」
「やられたからやり返しただけですー」
「じゃあカッコよかったんだ?」
「そんなこと一言も言ってませんよ」
ぐいっ、と距離が縮まる。
あー、やばい。
かっこよすぎて心臓が破裂してしまう。
「……似合ってましたよ、タキシード」
「はい、よくできました」
偉い偉い、と言われながら頭を撫でられる。
結局私が折れて終わって、圭輔さんが勝つ。
「素直じゃないなぁ、ほんと」
「そっちこそ」
いつまで経っても素直になれない私たち。