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about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
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「ねえ、梓ちゃん」
「なんですか?圭輔さん」
「欲しい物、何かある?」
圭輔さんは読んでいた本から
顔を上げて、私にそう聞いた。
欲しい物、か。
「何でも良いんですか?」
「えー、意地悪はダメだよ?」
「わかってますよ」
私の欲しいものか……
服、アクセサリー、化粧品、
話題のミステリー小説、その他諸々。
こんなに沢山は頼めないかなぁ。
「沢山あって選べませんね……」
「ふふ、僕に何を買わせるつもり?」
「何でも、いくつでも良いんですか?」
「ちょっとちょっと、僕に何頼むの。
まあ、梓ちゃんなら良いけどさ」
それはまだ考え中です、と返した。
欲しい物、か。
洋服にしろアクセサリーにしろ、
圭輔さんが1人で買う物になる。
どうせなら、2人で一緒に何か買いたい……
あ。今、いい事思いついちゃった。
この前、テレビでやっていた温泉街が
気になっていたのを思い出した。
「圭輔さんの長〜いお休みが欲しいです」
「こんなに忙しい僕の休み?」
「はい。お休みを取って、2人で温泉行きましょう」
「温泉か〜……良いね」
ふふっ、と笑いながら言う圭輔さん。
この顔は、悪い事を考えている顔である。
「何か企んでますよね」
「え〜?何も〜?」
「しらばっくれないでください」
「浴衣姿のかっわいい梓ちゃんとあんなことや
こんなことしようと思ってただけです〜」
ほら、やっぱり。
「なんですか、それ」
「まあまあ。何とかお休み取れるようにしますから」
「そうしてください」
圭輔さんは私の手を取る。
「だからそんなに不機嫌にならないで、
僕の可愛い可愛い梓ちゃん」
「……そんなことで機嫌取ろうとしても無駄ですよ」
「じゃあどうすればご機嫌になってくれるの?」
もう、気付かないなぁこの人は。
ご機嫌取りなんてしなくたって、
貴方がいればご機嫌なのに。
「なんでいきなりこんなこと聞いたんですか?」
「妻のお願いを聞くのは良い夫の務めだよ」
「……じゃあ、私も良い妻になる為に圭輔さんの
言うこと聞きますよ。何か一つだけ」
お返し、と言ってはなんだけど。
私のわがまま聞いてくれるの、嬉しいから。
でも、本当に私が欲しいのは……
貴方とずっといられることですよ。