藤原さんは知っている
about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
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私のとても忙しい日々にとって、この
特別愁訴外来での一時は心休まるものだ。
特に、藤原さんのコーヒーが何より美味しい。
どこかへ行った田口先生を待ちながら、
藤原さんと話す。
「田口先生って……なんか、ラーテルみたいですね」
「ラーテル?」
「アフリカに生息するイタチ科の動物です。
防御力がかなり高くて、ライオンとかにも
結構挑んじゃうんですよ」
うん。結構ラーテルっぽい。
田口先生は物怖じせず、上の立場の
人間にも平気で物を言っている。
これは私の主観的な意見だけど。
「そう言われれば、そうかもしれませんね」
「そうでしょ?」
「……黒鳥先生って」
突然、藤原さんが私の名前を呼ぶ。
「はい」
「白鳥さんと、お付き合いしてるんでしょ?」
飲んでいたコーヒーが危うく、
口から飛び出るところだった。
何故……?
田口先生の話をしていたはずで。
というか、なんで知ってるんだ?
「どこでそんな噂をお聞きに?」
「院内ネットワークの元締ですから」
「はあ……やっぱりここは怖いところだ」
「じゃあ、お付き合いなさってるの?」
「藤原さんには言いますけど、付き合ってます」
そう言うと、藤原さんは嬉しそうに目を細めた。
「黒鳥先生と白鳥さん、お似合いですね」
「そうですか?」
「だって2人とも……似た者同士じゃないですか」
「似てないですよ」
「ええ〜?黒鳥先生、この前オペを担当してた
田島先生にダメ出しして、怒られたでしょ?」
そんなところまで知られてるのか。
流石、院内ネットワークの元締。
「それが白鳥さんと何の関係が……」
「だから、人を怒らせるのが上手いってことですよ」
「それ、褒めてるんですか?」
「さあ、どっちでしょう?」
「よく、人を怒らせることもありますけど」
この人の前では、どんなこともお見通し。
そう思うと、何だか背筋に悪寒が走った。