キューピッドは憂鬱
about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
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患者さんを落ち着かせる為に動員され、
仕事が終わったらポイと放り出される。
僕の扱い、酷くない!?
俯きながら歩いてると、聞き慣れた声が聞こえた。
「白鳥さん、今夜は会えますか?」
「ん〜……今日は仕事がなぁ」
「あ!そうやってまたホステスに行くつもりだ」
「違うって。信じてよ黒鳥センセ」
出た、この無自覚カップル。
なんで僕の行く先々で出会すんだろう。
この人達は、またイチャついて……
「信じません!今夜は必ずデートですからね!」
「は〜い。僕の可愛い可愛い黒鳥先生が
どうしてもって言うなら、僕に拒否はできません」
僕が不思議に思うのは、医者を疑う
白鳥さんが医者の彼女を手に入れた事だ。
いや、彼女の方も無自覚で白鳥さんの事が
好きだったんだけど……こうも上手くいくとは
思えなかったし。
我ながら、良い仕事したよなぁ。
「ぐっちー、なんでニヤついてんの?」
「田口先生、何か御用ですか」
邪魔するな、と言わんばかりの圧を纏う黒鳥先生。
流石、東城医大の氷の魔女……
ジェネラル・ルージュ(血塗れ将軍)と称される
速水先生も中々怖いが、相反する黒鳥先生も
凄く怖い。こう見えて、僕の同期だけど。
「こ、こんにちは……」
「ぐっちーも、早く彼女作れるよう頑張りなよ。
もし良かったら、良い子紹介してあげよっか?」
「良いです!遠慮しときます」
全く、この人は……!
「2人とも、僕のおかげで付き合ってるの
どうしてわかってないんですか!?」
2人は、とても優秀で天才。
その2人は、顔を見合わせて言った。
「え?そうだったっけ?」
「そうでしたか?」
それすらも忘れられていた……!
花火が見えるところで、僕が2人きりにして
良い雰囲気にしたからじゃないの!?
「……どうして忘れてるんですか!酷いです!」
もうこんな人達知らない!
勝手にイチャついてろ!
僕は足早に外来へ戻った。
キューピッド役だった僕にとって、
今日はとても憂鬱な日だ。