ナンパにご用心
about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
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今日は待ちに待った圭輔さんとのデート。
楽しみで、待ち合わせの時間より早く着いた。
普段忙しいから中々会えないし、この前
買った新しいワンピースを見てほしい。
早起きして準備して、急いで来て。
本でも読もうか、なんて思っていると
「キミ、今1人?」
見るからにチャラそう(というかチャラい)
男の人が私に声を掛けてきた。
「彼氏とデートなので……すみません」
「ええ?こんな可愛い彼女待たせてんの?」
待たせてるというか、私が早く着いただけで。
圭輔さんは私とのデートで遅刻なんてしない。
「いいじゃんいいじゃん、行こうよ。ね?」
「離してくださいよ!」
いきなり手を掴まれる。
こんなの、強引なやり方だ。
誰も着いていかないよ。
「どうせ彼氏なんていないんでしょ?」
流石のこれには、カチンときた。
スマホの写真で撮った圭輔さんの超カッコイイ
写真を目の前の男に見せてやりたい。
貴方なんかより何倍も、何十倍もカッコイイの!
「やめて下さい!」
「おねーさん、こんな奴より僕と遊ぼうよ」
聞き覚えどころか、いつも聞いてる声。
いつの間にかチャラい男と私の距離は離れていた。
……圭輔さんだ。
「っ、何だよお前!」
「君こそ誰?僕は超可愛い彼女とこれからデートなんだから、さっさとお引き取り願えないかなぁ?」
シッシッ、と圭輔さんが手を振り払うと、
舌打ちをしてどこかへ駆けて行った。
「大丈夫?何もされてない?」
「大丈夫です。手を掴まれただけなんで」
「ごめんね、梓ちゃん。待たせちゃって」
「私が早く着いたのが悪いんです。圭輔さんは
悪くありません!」
圭輔さんは私の服装をじっと見た。
気付いてくれたかな、ワンピース。
「うん。今日も可愛いね。新しいワンピースでしょ?
梓ちゃんに似合ってる」
「ありがとうございます!今日もカッコイイですよ」
「ふふ、じゃあ行こうか。新作の映画見たいって言ってたよね?それ、見に行こうよ」
「はい!」
「無防備な君に、僕が後で何かあげるよ。
楽しみに待っててね」
……何だろう。何かって。
「早くしないと置いてっちゃうよ」
「……!待ってくださいよ!」
今日もカッコイイ、私の彼氏。