愚痴=惚気
about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
先日はかなり災難のようだった。
白鳥さんの部下兼彼女さんが
ここに来て、僕に惚気話をし始めた。
絶対、あれはわかっていて惚気けた。
「お帰り、ぐっちー」
「白鳥さん!?」
またもや珈琲を取られていた。
黒鳥さんはミルクを入れていたのに、
白鳥さんはブラックで飲んでいる。
今発見したことだ。
「どうしたの?僕の顔をそんなに見て」
「あっ、いや……この前、黒鳥さんが来ました」
「ええっ!?梓ちゃんが!?」
知らなかったんだ。
多分、言ってないんだろうな。
ここで彼氏の
愚痴(惚気)話してたこと。
「ぐっちー、まさかとは思うけど……
手、出してないよね?」
「出してませんよ!」
「本当に〜?梓ちゃんが可愛くて可愛くて
仕方ないから手、出しちゃったんじゃないの?」
「白鳥さんの彼女さんにそんなことできません」
僕を疑ってるんだろうか。
誰かの彼女に手を出すはずないのに。
ましてや、白鳥さんの彼女なんて。
そんな事できる人……心当たりが1人。
「まあまあ、僕の愚痴でも聞いてよ」
「愚痴とか言って、惚気けるんでしょう」
「バレちゃった?」
「……まあ、聞いてあげますよ」
白鳥さんは待ってましたと
言わんばかりに話し始めた。
このカップル、惚気ないと
気が済まないのかな。
「僕に野菜を食べさせようとするんだよね。
健康診断に引っ掛かったことないのに」
「それでも心配なんですよ、白鳥さんのこと」
「なんで梓ちゃんのこと言える訳〜?」
「それは……」
ここで本当の事を言うべきなのだろうか。
「黒鳥さんに、聞いたんですよ。
ずっと傍にいてほしいって言ってました」
「梓ちゃんが、僕に……」
思わず言ってしまった。
黒鳥さんに怒られたりしないだろうか。
それが1番の心配だ。
でも、言わないでくれ、とは言われてない。
言っていい訳じゃないけど。
「白鳥さん?」
「ごめんね、ぐっちー。ちょっと
用事思い出しちゃった。またね」
「もう行くんですか?」
「うん。そうだけど」
じゃあね、そう言って白鳥さんは
出ていってしまった。
用事って何だろう……
それより、ここで惚気けるのは
もうやめてほしい。
それ言えば良かったな。
仲がいいのは嬉しいんだけどね……