白い嫉妬
about you
主人公設定白鳥さんの部下(室長補佐)だったり
カップルだったり夫婦だったり……
作品によって変えます
完璧に見えてスポーツ苦手な傾向にあり
大体168cmぐらい
今のところ年齢や身長以外の見た目は指定なしです
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どうしてこうなったんだろう……
気が付いたら壁ドンされてて、それで。
「速水と何話してたの?」
「救命に来ないかって言われました。
でも、ちゃんと断りましたよ」
「口説かれたりしてない?」
「してません!」
この人は救命の速水先生にだけ
こうやって独占欲を発している。
他の人とかはさり気ない敵意があるけど、
速水先生は別らしい。
「何もされてない?」
「されてません!」
「ほんと?」
「なんで疑うんですか」
そもそもこの状況……
逃げ場がない。
壁ドンは嬉しいけど、そろそろ離してほしい。
「あの……圭輔さん」
「ん?」
「そろそろ離していただけると嬉しいんですが」
「ああ、ごめんね……でも、梓ちゃんは
可愛いから他の男に盗られるんじゃないか
と思うと不安になるんだよね」
こっちだって不安になる。
でも、あんまり言えない。
「大丈夫ですよ。私は圭輔さんが好きですから」
「好きなら、行動で示してほしいなぁ」
「行動……ですか?」
悪いこと考えてる顔してる。
何か企んでいそうで怖い。
行動で示すって言われても……
「あんまり上手じゃないんですけど」
「上手じゃなくていいの!」
そっと、キスをしてみる。
自分からすることなんて滅多にない。
「こ、こうで良いんですか……?」
「んー……僕はもっと長くて良いんだけど」
肩をがっちり掴まれて、逃げられなくなった。
長くて、酸欠になって酸素を取り込もうとする。
その隙を狙っていたかのように侵入する舌。
苦しくなって、背中をトントンと叩く。
「はぁっ……こういうのは慣れてなくて……
自分からできないんですけど……」
「慣れてなくて良いんだよ?
僕が手取り足取り教えてあげるからさ」
「えっ」
何か企んでる顔をしてたのはこういうことか。
上手に誘導して……やっぱり。
「あの……」
「どうしたの?」
「やっぱり、なんでもないです」
大人なのに、子供みたいに嫉妬して……
それでも、大人の色気というものは出ていて。
それが狡いと感じているのに、好きで。
「顔赤いよ、大丈夫?」
「大丈夫です」
すっかりその気になってしまったなんて、
ちょっと悔しいから言えない。