Undertale +AU
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白い寒い雪が積もっている。
この雪はどこから来たのだろう。
サクサクと踏みしめるそれは雪以外の何物のでも無いのに、思ったよりも寒く無いような気がする。
森の中の一本道はとても静かだ。
音のない空間、どことなく不気味な雰囲気にプレイヤーはおっかなびっくり歩を進めた。
ああ、帰りたい。
思わず口から出た言葉を引っ込めるかのように手で口を塞ぐが、こぼれた言葉は返らない。
何処に?何処に!
あの優しいママを置いて、
パイも冷めない時間でもう?
そもそも私はどこに帰りたいのだろう。
パパがいた、ママがいた。
だから帰る場所がある、はず。
でもどうしても思い出せない。
ただ自分の頭の中で響く声はこう言い続けている。
帰りたい。行かなくちゃ。ミギヘミギエミギへ
森の中には誰もいない。
ただひたすらに足を動かす。
しばらく歩くと道の真ん中に冬枯れした大きな木の枝が横たわっている。
横に避けるには少し大きい、それでも踏むのは忍びない。
丈夫そうな枝だ。
何かに使えないかと思って手に取ろうとしたが重くて持ち上がらない。
プレイヤーは少し考えてひょいと大股で飛び越えた。
流石に慣れない雪道で転ぶのはごめんだ。
そう言えばここにはモンスター出ないのかな?
結構歩いたと思うけど。
もしかして遺跡以外にはモンスターはいないの?
目の前に門のように組まれた木枠が見えて来た。
誰かが作ったのだとすれば、やはり誰かしらのモンスターが?
そう思った直後のことだった。
ーパキンー
高く澄んだ音がした。
プレイヤーはびくりと身体を震わせた
振り向き、先程の道に横たわっていた木の枝を見る。
木っ端微塵に 砕けている。
もしかして、ママが?
戻ってはダメだと言ったけど付いて来てくれた?
プレイヤーは思わず走り出す。
ママ、ママ、どこ?
伝う涙が頬を冷たくさせるがプレイヤーにはそんな余裕は無かった。
遺跡のドアまで来て一息に押し開けようとした。
しかし、
開かない……開くはずはない。
それでも少し諦められず、近くの茂みを漁ってみる。
硬いものが手に当たった。
カメラ?監視カメラ?
地下世界で出会った文明の利器に少し戸惑う。
一体誰がこんなものを?
レンズには自分の情けない泣き顔が写っている。
ぐい、と乱暴に顔を拭った。
ヒリヒリした。
ママはいない。ここにはいない。付いて来てくれている筈はない。
だって抱き締められた後、振り返ってはダメだ、戻ってはダメだと言われたのに私、お家まで戻ってしまったもの。
ママの姿を探してしまったもの。
でも、見つからなかった。
プレイヤーは踵を返して先に向かった。足取りは先ほどよりも重い。
先程の大きな枝が目に入る。
だったらなぜこの枝は折れてしまったのだろう。
足跡は見当たらない。自分の足跡さえ残っていない。
首を傾げても答えは出ない。
ここの雪や木と言うものはそう言うものなのかもしれないと思うことにして、プレイヤーは考えるのを辞めた。
先程の大きな門?が見えた。
何の考えも持たず、潜ろうとしたその時だった。
ざくりざくりと雪を踏みしめる音がする。
自分が歩いていた時にはしなかった音だ。
怖い。振り向きたくない。
おい ニンゲン
はじめてあうのに あいさつも なしか?
こっちをむいて
あくしゅ しろ。
ゆっくりと振り向く。
思わず目を見張ってしまった。
今までのモンスターとは違う。
人の形、といったら語弊があるかもしれない。
骨?骸骨?いや、
スケルトン、だ。
スケルトンはどんなおうちに住んでいる?
てっ”コツ”マンション!
トリエルママの言葉を思い出した私をどうか責めないでほしい。
そう、これが私とサンズの初めての出会いだった。
この雪はどこから来たのだろう。
サクサクと踏みしめるそれは雪以外の何物のでも無いのに、思ったよりも寒く無いような気がする。
森の中の一本道はとても静かだ。
音のない空間、どことなく不気味な雰囲気にプレイヤーはおっかなびっくり歩を進めた。
ああ、帰りたい。
思わず口から出た言葉を引っ込めるかのように手で口を塞ぐが、こぼれた言葉は返らない。
何処に?何処に!
あの優しいママを置いて、
パイも冷めない時間でもう?
そもそも私はどこに帰りたいのだろう。
パパがいた、ママがいた。
だから帰る場所がある、はず。
でもどうしても思い出せない。
ただ自分の頭の中で響く声はこう言い続けている。
帰りたい。行かなくちゃ。ミギヘミギエミギへ
森の中には誰もいない。
ただひたすらに足を動かす。
しばらく歩くと道の真ん中に冬枯れした大きな木の枝が横たわっている。
横に避けるには少し大きい、それでも踏むのは忍びない。
丈夫そうな枝だ。
何かに使えないかと思って手に取ろうとしたが重くて持ち上がらない。
プレイヤーは少し考えてひょいと大股で飛び越えた。
流石に慣れない雪道で転ぶのはごめんだ。
そう言えばここにはモンスター出ないのかな?
結構歩いたと思うけど。
もしかして遺跡以外にはモンスターはいないの?
目の前に門のように組まれた木枠が見えて来た。
誰かが作ったのだとすれば、やはり誰かしらのモンスターが?
そう思った直後のことだった。
ーパキンー
高く澄んだ音がした。
プレイヤーはびくりと身体を震わせた
振り向き、先程の道に横たわっていた木の枝を見る。
木っ端微塵に 砕けている。
もしかして、ママが?
戻ってはダメだと言ったけど付いて来てくれた?
プレイヤーは思わず走り出す。
ママ、ママ、どこ?
伝う涙が頬を冷たくさせるがプレイヤーにはそんな余裕は無かった。
遺跡のドアまで来て一息に押し開けようとした。
しかし、
開かない……開くはずはない。
それでも少し諦められず、近くの茂みを漁ってみる。
硬いものが手に当たった。
カメラ?監視カメラ?
地下世界で出会った文明の利器に少し戸惑う。
一体誰がこんなものを?
レンズには自分の情けない泣き顔が写っている。
ぐい、と乱暴に顔を拭った。
ヒリヒリした。
ママはいない。ここにはいない。付いて来てくれている筈はない。
だって抱き締められた後、振り返ってはダメだ、戻ってはダメだと言われたのに私、お家まで戻ってしまったもの。
ママの姿を探してしまったもの。
でも、見つからなかった。
プレイヤーは踵を返して先に向かった。足取りは先ほどよりも重い。
先程の大きな枝が目に入る。
だったらなぜこの枝は折れてしまったのだろう。
足跡は見当たらない。自分の足跡さえ残っていない。
首を傾げても答えは出ない。
ここの雪や木と言うものはそう言うものなのかもしれないと思うことにして、プレイヤーは考えるのを辞めた。
先程の大きな門?が見えた。
何の考えも持たず、潜ろうとしたその時だった。
ざくりざくりと雪を踏みしめる音がする。
自分が歩いていた時にはしなかった音だ。
怖い。振り向きたくない。
おい ニンゲン
はじめてあうのに あいさつも なしか?
こっちをむいて
あくしゅ しろ。
ゆっくりと振り向く。
思わず目を見張ってしまった。
今までのモンスターとは違う。
人の形、といったら語弊があるかもしれない。
骨?骸骨?いや、
スケルトン、だ。
スケルトンはどんなおうちに住んでいる?
てっ”コツ”マンション!
トリエルママの言葉を思い出した私をどうか責めないでほしい。
そう、これが私とサンズの初めての出会いだった。