時はきた



『えっ、、』



杏寿郎の言葉に目を開く



杏「無限列車への任務へ行ってくる！」

『っ、、（ついに、、）』

杏「りん？」


返事をしないりんを
不思議そうに見つめる杏寿郎



『あっ私も行きたい。』

杏「どうした？
いつもそんな事言わないだろ？」

『、、、』



その言葉に俯くりん

そんなりんの頭に手を置く



杏「安心しろ！
すぐに戻ってくる！」

『、、うん。気を付けてね。』


そんな杏寿郎の手を握り
自分の頬に持っていく



杏「りん、、、」


いつもと違う彼女に

戸惑いと早く任務を終わらせなければと

強く、心に思う杏寿郎



杏「では、行ってくる！」



そう言って出ていく杏寿郎の姿を

心配そうに見つめるりん



千「大丈夫ですよ！
兄上は強いです。きっとすぐに戻ってきます。」

『うん、、』



千寿郎と夕飯の準備をし

時間は過ぎていく



千「では、僕は家へ戻ります。」

『気を付けてね。』

千「はい。
りんさんもゆっくり休んで下さいね。」



千寿郎を見送り

今に戻ると



『！？！、、っ、、、』

ゾクッ


りんが嫌な悪寒を感じる



『っ、、杏寿郎ッ、、、！！』



台所へ走っていき

桶に水を汲み



『血鬼術っ！！水源鏡-スイゲンキョウ-
（出来るだけ杏寿郎の近くの水辺へ！！）』



その言葉と同時に
りんの姿が消える



シュッ

バシャッ



『ここは、、早く！
杏寿郎のところへ！！;（杏寿郎の気配を探るの）』



杏寿郎がいる場所へ急ぐ



『はぁ、はぁ、はぁ;
（血の匂い、、杏寿郎の血だ！！）』



鼻の効くりんは

杏寿郎の血の香りを覚えていた


『はぁ、はぁっ
杏寿郎ぉぉおおおお！！！』


スピードを上げる

そして、姿を捉える


『いたっ、、、！！』



杏寿郎と猗窩座がお互いにぶつかり合う姿だ



『だめっ！！（させない！！）』



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