ゴポゴポッ、、、


『、、、、？』


とある山奥の森の中

満月が照らす川は

キラキラと輝き


真っ赤は髪と蒼い瞳を照らす



『、、ここは、どこ、、、？』



満月を眺めながら

小さく囁く声は

風と共に消えた、、




・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・



「炎柱様。今回の鬼は手強かったですね。」

杏「ああ！だが、皆が無傷でよかった！」



任務帰りの杏寿郎と部下たち
森の中を歩いていく



杏「？！、、鬼の気配？」

「あちらからですね？けど、なんだか不思議な気配です。」

杏「ああ。」



鬼の気配だが、
今まで感じた事のない不思議な感覚に
戸惑いながらも皆で向かう



ばしゃばしゃ、、



杏「あれは、、(綺麗だ、、)」



杏寿郎達が向かった先は
川だった

そこにいた者に

皆、目を奪われた



『、、だれ、、、？』



杏寿郎達の気配に

ゆっくり振り向き

首を傾げるりん



杏「、、君はなんだ。」


カチャッ

腰にある刀に手を当てながら問いかける

その問いかけに



『解らない、、』



水面を見ながら言い

水遊びを再開するりん



「炎柱様、、」

杏「ああ。。」



鬼に違いはないが敵意のないモノを

斬りつけるなど

その場にいる誰もがたじろぐ



杏「君は鬼、なのか、、？」

『オニ、、？なに？それ、、』



杏寿郎の問いかけに
きょとんとした表情で返す


ばしゃ、、！


水面から立ち上がるりん


皆「「「！！？ッ！！」」」


水面がりんの膝上くらいになる

その場の誰もが赤面し
視線を少女から外す

裸だったのだ



杏「/////これを羽織りなさい！」



見た目は人間と同じ少女

見かねた杏寿郎が羽織を掛ける


『？』

ぴらっ


杏「こら！辞めなさい！////」


なにこれ？と
羽織を捲るりんをとめ
手で抑えるよう伝える



『これじゃ、水に入れない、、』


少しムッとした表情を浮かべ
俯く少女

その姿を愛らしいと思う杏寿郎



杏「？(何故、鬼相手に、、)」



その感情に訳が分からないと

小さく首を傾げる杏寿郎であった



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