夢で会えたら15
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意識が浮上していけば愛音はゆっくりと瞳を開く。
虚ろな視界に入る黒い髪と赤い瞳…
それが徐々に形を形成していく。
「ひ、えい…」
「愛音…、大丈夫か?」
視界に入るのは、まるで苦痛を耐えるかの様な飛影の表情。
愛音の瞳と目が合えば微かに安堵の色が混ざる。
「…泣いて、たの?」
「……。」
眉を潜める飛影。
明らかに泣いてなどいない飛影だったが、彼女にはそう見えたのだろうか。
それでも飛影は肯定も否定もしなかった。
ゆっくりと手を伸ばす愛音。彼女の手が飛影の頬に触れる。
「私の事でも、そんな顔…してくれるんだね、飛影。」
へらっと笑う彼女に眉がピクリと動く飛影。
「…一体俺がどれだけ心配したと思っている。」
流石に軽い感じの彼女に若干イラつく飛影。
能天気すぎる。
それでも頬に添えられた手に彼は自身の手を重ねた。
「飛影って、初め無愛想だと思ったけど…結構コロコロ表情変わるよね。」
クスクス笑う愛音。
「…お前が能天気すぎるからだ。危機感を持てと何度言ったらわかる。」
「ふふふ。」
「何がおかしい。」
赤い瞳が不機嫌そうに細くなれば、はぁ~と深く息を付く飛影。
「勘弁してくれ。」
飛影の瞳が彼女を見て揺れる。
「……。…私、貴方みたいな子供欲しいな。」
「……。はぁ?」
飛影の「はぁ?」は珍しい。
「子供の頃の貴方の夢見たの。ほっぺたなんかぷりんぷりんで目なんかパッチリ可愛くて、もう食べちゃいたい位で…あぁ、もう一回見たいな、飛影の子供の時の夢。」
ぱぁっと顔が輝いていく愛音に、飛影は一瞬ぽかんとしていたものの、次第に形の良い口角が上がる。
「お前は俺の子供が欲しいと?」
「…うん??飛影の子?確かに飛影の子供なら似てそうだけど。」
相変わらずの対応に、飛影はなるほどと頷く。
少しは慣れたものだと飛影は思う。
正直、彼女の行動や言動に振り回される事は多々あるが、最近はどうも癪だった。
しかも今回は本当に死んでしまってもおかしくない状況だったにも関わらずこんな話。
多少は仕置が必要だと思っていた飛影はちょうど良いと笑みを浮かべた。
ベットに手をつき身を乗り出し、彼女を見下ろす。
「俺の子供が生みたいなら協力してやるぜ?」
「…え?」
飛影は彼女の反応に期待などしてはいなかった。
仕置きと言っても所詮、彼自身の八つ当たりにも等しいのだ。
「俺ももうガキじゃない、試してやろうか?」
彼女の左右の視界を腕で遮る。
そう多少焦れば見もの、その程度だったのだがー…
「え、あ、あの…ま、まままだ飛影には、は、早いんじゃな、ないかな、そ、そそそそそうゆうの!!」
身を縮こませ、真っ赤な顔の愛音がぶんぶんと顔を振りながら叫ぶ。
飛影の瞳が見開く。
思っていた以上の反応、下手すれば無意識にかわされるとさえ思っていたそれに、そういえば昔接吻をかまそうとした時もこんな反応だったかと思い出す。直球のこういった事には慣れてはいない様だ。
「…飛影、か、からかわないで?いいかげん、ど、どいてもらえないかな?」
今だ真っ赤な顔が飛影を見上げる。
潤んだ目元に白い喉元、情欲を唆られないわけがない。
ましてや、目の前の相手は彼女だ。
急速に自覚していく気持ちはこのまま彼女を食らいつくしてしまいたいと欲を出す。
ひどく喉が渇く
ー…あぁ、厄介な感覚だな。
飛影は彼女を見下ろしながらそう思った。
「ひ、ひえい?ちょっと待っー…」
これがー…
渇望か。
「ばっきゃろ~!!!人ん家でなに盛ってやがる!!帰ってやれ~!!!」
真っ赤な顔をした幽助がもう我慢ならんとばかりにドアを開け叫ぶのだった。
飛影と愛音の距離は数センチ…。
愛音:(と、隣!?てか、そういえばここって…幽助君の家!?)
飛:(ちっ…)
幽:(こらぁ、飛影!!てめぇは盛りのついた猫か!!表出ろ!!)
蔵:(……。(ほっといたら面白そうだったのに。))
桑:(!!!な、なんだ!??また敵かぁ!!)←寝起き
御手洗:(……。)
飛:ギロ!!
御手洗:(ひぃぃぃ!)
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虚ろな視界に入る黒い髪と赤い瞳…
それが徐々に形を形成していく。
「ひ、えい…」
「愛音…、大丈夫か?」
視界に入るのは、まるで苦痛を耐えるかの様な飛影の表情。
愛音の瞳と目が合えば微かに安堵の色が混ざる。
「…泣いて、たの?」
「……。」
眉を潜める飛影。
明らかに泣いてなどいない飛影だったが、彼女にはそう見えたのだろうか。
それでも飛影は肯定も否定もしなかった。
ゆっくりと手を伸ばす愛音。彼女の手が飛影の頬に触れる。
「私の事でも、そんな顔…してくれるんだね、飛影。」
へらっと笑う彼女に眉がピクリと動く飛影。
「…一体俺がどれだけ心配したと思っている。」
流石に軽い感じの彼女に若干イラつく飛影。
能天気すぎる。
それでも頬に添えられた手に彼は自身の手を重ねた。
「飛影って、初め無愛想だと思ったけど…結構コロコロ表情変わるよね。」
クスクス笑う愛音。
「…お前が能天気すぎるからだ。危機感を持てと何度言ったらわかる。」
「ふふふ。」
「何がおかしい。」
赤い瞳が不機嫌そうに細くなれば、はぁ~と深く息を付く飛影。
「勘弁してくれ。」
飛影の瞳が彼女を見て揺れる。
「……。…私、貴方みたいな子供欲しいな。」
「……。はぁ?」
飛影の「はぁ?」は珍しい。
「子供の頃の貴方の夢見たの。ほっぺたなんかぷりんぷりんで目なんかパッチリ可愛くて、もう食べちゃいたい位で…あぁ、もう一回見たいな、飛影の子供の時の夢。」
ぱぁっと顔が輝いていく愛音に、飛影は一瞬ぽかんとしていたものの、次第に形の良い口角が上がる。
「お前は俺の子供が欲しいと?」
「…うん??飛影の子?確かに飛影の子供なら似てそうだけど。」
相変わらずの対応に、飛影はなるほどと頷く。
少しは慣れたものだと飛影は思う。
正直、彼女の行動や言動に振り回される事は多々あるが、最近はどうも癪だった。
しかも今回は本当に死んでしまってもおかしくない状況だったにも関わらずこんな話。
多少は仕置が必要だと思っていた飛影はちょうど良いと笑みを浮かべた。
ベットに手をつき身を乗り出し、彼女を見下ろす。
「俺の子供が生みたいなら協力してやるぜ?」
「…え?」
飛影は彼女の反応に期待などしてはいなかった。
仕置きと言っても所詮、彼自身の八つ当たりにも等しいのだ。
「俺ももうガキじゃない、試してやろうか?」
彼女の左右の視界を腕で遮る。
そう多少焦れば見もの、その程度だったのだがー…
「え、あ、あの…ま、まままだ飛影には、は、早いんじゃな、ないかな、そ、そそそそそうゆうの!!」
身を縮こませ、真っ赤な顔の愛音がぶんぶんと顔を振りながら叫ぶ。
飛影の瞳が見開く。
思っていた以上の反応、下手すれば無意識にかわされるとさえ思っていたそれに、そういえば昔接吻をかまそうとした時もこんな反応だったかと思い出す。直球のこういった事には慣れてはいない様だ。
「…飛影、か、からかわないで?いいかげん、ど、どいてもらえないかな?」
今だ真っ赤な顔が飛影を見上げる。
潤んだ目元に白い喉元、情欲を唆られないわけがない。
ましてや、目の前の相手は彼女だ。
急速に自覚していく気持ちはこのまま彼女を食らいつくしてしまいたいと欲を出す。
ひどく喉が渇く
ー…あぁ、厄介な感覚だな。
飛影は彼女を見下ろしながらそう思った。
「ひ、ひえい?ちょっと待っー…」
これがー…
渇望か。
「ばっきゃろ~!!!人ん家でなに盛ってやがる!!帰ってやれ~!!!」
真っ赤な顔をした幽助がもう我慢ならんとばかりにドアを開け叫ぶのだった。
飛影と愛音の距離は数センチ…。
愛音:(と、隣!?てか、そういえばここって…幽助君の家!?)
飛:(ちっ…)
幽:(こらぁ、飛影!!てめぇは盛りのついた猫か!!表出ろ!!)
蔵:(……。(ほっといたら面白そうだったのに。))
桑:(!!!な、なんだ!??また敵かぁ!!)←寝起き
御手洗:(……。)
飛:ギロ!!
御手洗:(ひぃぃぃ!)
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