夢で会えたら11
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パキィ-…
海藤を切ろうとした飛影の剣が何かに弾かれ折れる
それに少なからず動揺を見せる飛影に海藤は冷静に言う。
「この部屋はね、言葉だけが力を持つ世界なんだよ。これの中では俺のルールを守って戦うしかないんだな、君達は。」
「ルール…それがあのドアの張り紙の事か。」
蔵馬にも焦りが見えるのは仕方がない。
海藤の言うルール通りでしかここを通れないのならば腕っ節の強さは関係ない。
しかし、それもどこまでのものなのか…
はったりではないだろうが本質を見極めるにはまだ早い。
海藤はさらに言う。
海藤は自分の決めたルールにのっとった異空間が作れるのだと。
そして…
自分に切りかかってきた飛影に対して、決して良くは思ってなどいるはずもなく…
「飛影君っていったっけ?君、剣技と妖術拳法の凄い使い手だってねぇ…。だけど俺のテリトリーの中じゃ君ただの-…」
-…チビだぜ
そう海藤は言う筈だった-…
だが、それは…
「チビじゃないわよ!!!ヒック…そりゃぁ、チビ寄りかもしれないけど、器はびっくりするほどでかいんだからね…!!!」
馬鹿でかい女の声に掻き消されたのだった。
皆が驚き、視線が集まるその先に-…
扉の前にふんぞり返り、頬を膨らませ、仁王立ちする愛音の姿がそこにあった。
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