夢で会えたら4
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それはある漫画喫茶での事。
個室のテーブルにこれでもかと積み上げられた漫画。そして数冊のファンブック。
その側のソファにはそれを必死で読み漁る愛音の姿があった。
時に飲み物を補充しに行き、時に仮眠をし…
そうして貴重な休日丸一日を漫画喫茶ですごす社会人OLその姿。
気付けば夜で、流し読みではあったがなんとか読めたその漫画の内容を思い返しながら一人岐路に向かっていた。
漫画と現実は全然違う。
漫画だから受け止められた、そんな事があったのだと彼の生い立ちさえその漫画が面白くあるための要素の一つになっていた。
だけど、あの世界に行ってからはどうだろう…
目の前のいる人がリアルで
どんなに漫画の世界の人でも
目の前にいるだけでそれは現実で
「……あの子、自分追い詰めてばっかじゃん。」
平穏に暮らそうとは決してしない。
まるでそれは許されないとばかりの生き方。
そして-…
「…もんじゃって本当なのかしら。」
思考はすぐさま彼の好物に切り替わる。
道路を挟んだある先に見えるスーパー。
彼女の足は自然とそこへ向かうのだった-…。
.