第10話 仲間
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「きゃぁ~素敵!!」
新築12階立ての白いデザイナーズマンション。
シンプルなデザインで、少しモダンな感じが彼によく似合う。
きゃあきゃあとマンションの下で騒ぎ立てる栄子。
「ここだと、私のお店からも近いよ?お店の飲み会とかあったら泊まらせてもーらおっと!」
「はいはい、わかったから。栄子こっちにおいで。」
「はぁい。いいなぁいいなぁ~私も早くしたいなぁ~!」
ずっとしたかった一人暮らし。
先に幼なじみがしてしまうものの、自分もこれからここにお邪魔する事があるのだと考えると興奮せずにはいられない。
彼はそんな栄子の手を引き中に入る。
エントランスには余分な物がなくすっきりした感じであった。
インテリアとして観葉植物とシンプルなロングソファが置かれている位だ。
そこに座る人物が秀一達の姿に気付く。
「よぅ!来たな!」
「ありがとう、幽助。助かったよ。」
そう幽助だ。
「おっ!栄子じゃねぇか。おっきくなったなぁ~!」
わしわしと頭を撫でられる。
「きゃっっ…!いっこしか年かわらないのに、やめてよね~!!」
ぶんぶんと頭を振る。
「はははっ、おまえみてっと頭撫でてやりたくなるんだよ。」
彼は楽しそうに口を開けて笑う。
「子供扱いして!!」
「わりぃわりぃ、てか久しぶりだな。元気してたみたいだけど、なんか色々大変だったみてぇじゃねぇか!」
「まぁ…ね。幽助君も相変わらず元気だね~!」
幼なじみの友人でも彼は個性が強く、格別だ。
多少の事など一切気せず、大抵の事は笑い飛ばす。
そして何事も即行動で失敗したらその時、やってみなくちゃわからない!!といった即物的というのだろうか、とりあえず「考えるより行動」な人。
だからしっかりものの螢子とはすごく相性が良いのかもしれない。
「あたりめぇだ!てかおめぇ、こないだ螢子から聞いたけど、ストーカー―…」
話の流れが読め、思わず幽助の足をふんずける。
「んがっっ!」
「まぁ、立ち話もなんだし秀ちゃんの部屋早くいこ~!!」
(危ない危ない!)
栄子は内心冷や汗をかきながら秀一の背中を押す。
よりにもよって一番聞かれたくない人の前で何をいうのだ、彼は。
涙目になり踏まれた足をさする幽助の横を通り過ぎ様、彼女は彼を睨みつけた。
『馬鹿!!』
と口だけで一言。
そのままあっけに取られる彼の前を過ぎていく栄子達。
幽助は後ろで頭をかきながら、言わなくてもわかってると思うけどなぁ~と呟いたのだった。
