第19話 記憶の欠片
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深夜…
二階の窓から金色の光が漏れる家があった。
その家のベランダにいた飛影は
その光の正体を知っていた。
窓を乱暴に開けると、下にいる彼女の母親を呼びに行く。
それを止める事が出来るのは母親、玄海、蔵馬だけだと聞いていたからだ。
何事かと驚いた母親は飛影の様子を見て直ぐに理解した。
駆け上がる階段、光り輝く一室。
部屋で二人がみたそれは…
光る粉のような物だけが辺りを舞う…
残されたベッドだけであった。
予兆があったのは知っていた。
霊力、妖力のある者なら彼女の手が光っている事には気付いていた。
しかしだ…
「なんで、なんでこんなに早いの…」
母親は真っ青になり崩れ落ち、後ろからやってきた父親がそれを支える。
飛影は舌打ちをすると開け離された窓から出て行く。
「…こんな時になにをしている蔵馬。」
邪眼を開き、それの居場所を探る。