人造妖精と行き止まりの夢/メインストーリー

人造妖精とは。

その名の通り、人為的に作られた妖精達。
雛形となった妖精の意識を一部分割し、
仮の魂として素体に移植されている。

言ってしまえば、自動で動く人形のようなものである。

この手法では、人造妖精に知能を持たせられない反面、
一体の妖精から複数体の人造妖精を製造出来る。
人造妖精の作者は量産に重点を置いているようだ。

人造妖精達の性格については、非常に単調と言える。
元となった妖精の最も強い感情が、シリーズ全体の行動理念を決め、
分割された意識の性質が個体ごとの個性を決めるらしい。

そして、全ての人造妖精に共通する事。

彼女達が人間の脳裏に浮かんだあらゆる『想像』を、
片っ端から貪る化け物だという事実が、
人類の文明を停滞させている原因なのである。

人造妖精が増え続ければ、いずれ人類は衰退するであろう。
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