笑顔をクリエイト
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「兄さん、久しぶりだな」
「桐生チャーン!」
真島さんが犬のように纏わりついて喜んでいる相手は、背の高い端正な顔立ちをした男性だった。
びっくりするくらい彫が深く、凛々しい顔立ちをしている。
鍛え抜かれた胸板は厚く、長身で、何よりその声が良い。
絵画か彫刻みたいな人だなと、私はつい彼に見惚れた。
「ん、見ない顔だな」
「あ…」
こちらに気付いた桐生さんが不思議そうに私を見ている。
自己紹介しなくちゃ、と思うのに声が出なかった。
「うちで事務してもろてる美琴チャンや」
私が声を発する前に真島さんが紹介してくれる。
私はそれに「どうも」と頭を下げた。
「真島建設の事務員か…大変そうだな」
フッと笑ったその人は、ちょっぴり同情の顔をしてくれてそれにまたドキッとする。
わぁ、すごいな、芸能人みたい、と思った。
「それよりなんや桐生チャン!わしと喧嘩しに来たんか?え?」
「いや、そうじゃないんだ。兄さんに相談があって」
そう言いながらプレハブ小屋を出ていく二人の姿を、私は黙って見送った。
真島さんにあんなに格好良いお友達がいたなんて、本当にびっくりだ。
「親父嬉しそうだなぁ」
その様子を見ていた西田さんが楽し気にそう言った。
「キリュウさん…て方、何者ですか?」
「東城会の4代目会長だった方で、親父とは兄弟分に当たるんすよ。
親父、桐生さんのこと大好きなんで、たぶん今すごい喜んでます」
東城会の4代目、というワードに瞬きを繰り返した。
あの人も極道だったということだろうか。
それに何より真島さんが桐生さんのことが大好きだということも引っかかる。
びーえる…?的なことだろうか。いや、まさか。
「親父、桐生さんと殴りあうのが堪らなく好きなんすよ。
最近退屈してたから、今日は思いっきり発散できるといいっすね!」
あぁ、そういう事か、と合点がいくも、すぐに首を横に振ってその考えを払しょくした。
いけない、私は真島建設と言う会社に、完全に毒されてきている。
「桐生チャーン!」
真島さんが犬のように纏わりついて喜んでいる相手は、背の高い端正な顔立ちをした男性だった。
びっくりするくらい彫が深く、凛々しい顔立ちをしている。
鍛え抜かれた胸板は厚く、長身で、何よりその声が良い。
絵画か彫刻みたいな人だなと、私はつい彼に見惚れた。
「ん、見ない顔だな」
「あ…」
こちらに気付いた桐生さんが不思議そうに私を見ている。
自己紹介しなくちゃ、と思うのに声が出なかった。
「うちで事務してもろてる美琴チャンや」
私が声を発する前に真島さんが紹介してくれる。
私はそれに「どうも」と頭を下げた。
「真島建設の事務員か…大変そうだな」
フッと笑ったその人は、ちょっぴり同情の顔をしてくれてそれにまたドキッとする。
わぁ、すごいな、芸能人みたい、と思った。
「それよりなんや桐生チャン!わしと喧嘩しに来たんか?え?」
「いや、そうじゃないんだ。兄さんに相談があって」
そう言いながらプレハブ小屋を出ていく二人の姿を、私は黙って見送った。
真島さんにあんなに格好良いお友達がいたなんて、本当にびっくりだ。
「親父嬉しそうだなぁ」
その様子を見ていた西田さんが楽し気にそう言った。
「キリュウさん…て方、何者ですか?」
「東城会の4代目会長だった方で、親父とは兄弟分に当たるんすよ。
親父、桐生さんのこと大好きなんで、たぶん今すごい喜んでます」
東城会の4代目、というワードに瞬きを繰り返した。
あの人も極道だったということだろうか。
それに何より真島さんが桐生さんのことが大好きだということも引っかかる。
びーえる…?的なことだろうか。いや、まさか。
「親父、桐生さんと殴りあうのが堪らなく好きなんすよ。
最近退屈してたから、今日は思いっきり発散できるといいっすね!」
あぁ、そういう事か、と合点がいくも、すぐに首を横に振ってその考えを払しょくした。
いけない、私は真島建設と言う会社に、完全に毒されてきている。