あなた...小さなレストランの若きオーナー
右見て左見て、前を見て
空欄の場合は"柚葵"になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「もうお店に行かなくちゃ」
そう言って30分も前から体を引き離そうとしているのに、真島は離してくれない。
「真島さん、もう本当にだめ」
柚葵の言葉に、仕方なく…といった調子で真島が手を離した。
「あかん…もうちょい」
せっかく自由になったと思ったのに大きな腕にまた羽交い絞めにされた。
この人はこんなに甘えたがりだったのかと思う。
「やっと手に入れたんや。ほんまはもうどこにも行かせたないわ」
耳元で囁かれ顔が熱くなる。
本当にこんなに甘いなんて聞いていない。
「せやけど立派な城の主やもんな、しっかり店開けて商売してき」
頭をポンポンと撫でられてから解放され、急いで身支度する。
昨夜真島に愛された体が未だに熱を帯びているようだった。
「行ってきます」
そう声を掛けて飛び出そうとする。
その柚葵の腕を真島が引いた。
「今夜迎えに行ったるわ」
それだけ言われ、唇を奪われる。
柚葵はその返事も言わないまま、逃げるように飛び出した。
こんなんじゃ体が幾つあっても足りない…
思っていた以上に真島の愛情は深く、甘かった。
幸せ過ぎて怖くなる。
好きすぎて怖くなる。
柚葵は息を切らせて神室町を走った。
そう言って30分も前から体を引き離そうとしているのに、真島は離してくれない。
「真島さん、もう本当にだめ」
柚葵の言葉に、仕方なく…といった調子で真島が手を離した。
「あかん…もうちょい」
せっかく自由になったと思ったのに大きな腕にまた羽交い絞めにされた。
この人はこんなに甘えたがりだったのかと思う。
「やっと手に入れたんや。ほんまはもうどこにも行かせたないわ」
耳元で囁かれ顔が熱くなる。
本当にこんなに甘いなんて聞いていない。
「せやけど立派な城の主やもんな、しっかり店開けて商売してき」
頭をポンポンと撫でられてから解放され、急いで身支度する。
昨夜真島に愛された体が未だに熱を帯びているようだった。
「行ってきます」
そう声を掛けて飛び出そうとする。
その柚葵の腕を真島が引いた。
「今夜迎えに行ったるわ」
それだけ言われ、唇を奪われる。
柚葵はその返事も言わないまま、逃げるように飛び出した。
こんなんじゃ体が幾つあっても足りない…
思っていた以上に真島の愛情は深く、甘かった。
幸せ過ぎて怖くなる。
好きすぎて怖くなる。
柚葵は息を切らせて神室町を走った。