FFI編
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「お母さーん、じゃがいもの箱ここでいいのー?」
「いいわよー!ついでにそこの玉ねぎも運んで置いて〜」
「はーい」
母に続いて、今日の料理に使う食材を調理室に運んでいく。
玉ねぎが入った段ボールも運び終え、額をたらりと伝う汗を拭った。
3月も終わりに近づき、少しずつ戻ってきた暖かさが、これから春へと季節が変わっていくのを感じさせる。
一息つき、ふとグラウンドの方に視線を向けた。
8時をすぎるにつれ、少しずつ人が集まってきており、その中には見知った顔ぶれも多くいた。
「やっぱ、うちのサッカー部員ってすごかったんだなあ。フットボールフロンティア優勝したぐらいだし」
あのツンツン頭はたしか豪炎寺くん?だっけ。隣にいる青い髪の子は多分風丸くんだ。
うちのクラスメイトがイケメンだと騒いでいたから知っている。
他にも何人か雷門のジャージを着ているのが見えたが、有名なヘアバンドを巻いたキャプテンの姿は分からなかった。
「…あのキャプテンは選ばれてないのかな」
「夢主ー!運び終わったら早くじゃがいもの皮むきして!」
「はーい!」
夢主は慌てて踵を返し、調理室の中に入って行った。
だから、件のヘアバンドのキャプテンともう一人が遅れてグラウンドに現れたことも知らないままだった。
「いいわよー!ついでにそこの玉ねぎも運んで置いて〜」
「はーい」
母に続いて、今日の料理に使う食材を調理室に運んでいく。
玉ねぎが入った段ボールも運び終え、額をたらりと伝う汗を拭った。
3月も終わりに近づき、少しずつ戻ってきた暖かさが、これから春へと季節が変わっていくのを感じさせる。
一息つき、ふとグラウンドの方に視線を向けた。
8時をすぎるにつれ、少しずつ人が集まってきており、その中には見知った顔ぶれも多くいた。
「やっぱ、うちのサッカー部員ってすごかったんだなあ。フットボールフロンティア優勝したぐらいだし」
あのツンツン頭はたしか豪炎寺くん?だっけ。隣にいる青い髪の子は多分風丸くんだ。
うちのクラスメイトがイケメンだと騒いでいたから知っている。
他にも何人か雷門のジャージを着ているのが見えたが、有名なヘアバンドを巻いたキャプテンの姿は分からなかった。
「…あのキャプテンは選ばれてないのかな」
「夢主ー!運び終わったら早くじゃがいもの皮むきして!」
「はーい!」
夢主は慌てて踵を返し、調理室の中に入って行った。
だから、件のヘアバンドのキャプテンともう一人が遅れてグラウンドに現れたことも知らないままだった。
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