3.勝負
あなたのお名前
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「 ……っあ!」
あれ、私いつの間に寝ちゃってたんだろう…
…あ、仙道さんは…?
がばっと立ち上がって体育館に戻った。
その時私は仙道さんしか頭になくて、
流川くんがここにいることを完全に忘れていた。
「 あ、仙道さんいる… 」
ほっ、と胸を撫で下ろしたのもつかの間。
仙道さんの姿と一緒に、
流川くんの姿も飛び込んできた。
「 …そうだった…… 」
夢だと信じたかったけど。
やっぱり現実……
「 結子大丈夫か? 」
「 あ、大丈夫です!」
先輩たちに声を掛けられながら、ベンチに座った。
「 お、良くなったのか 」
「 あ、はい…すみません… 」
「 これ頼む 」
「 はい 」
手渡されたペンとボード。
…仙道さんもさっき来たばっかりなのかな。
「 彦一 」
「 んー?」
「 仙道さんって、いつ来た?」
「 ほんまにさっきやで、5分前くらい 」
いや…
それなら仙道さん…
私のこと起こしてくれても良かったのに。
「 あ、結子ちゃん 」
仙道さんが走りながら私に声をかける。
いや…有難いけど…
今は試合中ですよ〜…ってね。
「 こらァ仙道!!!!試合に集中せんかぁぁあ!!!!!」
ひぇぇ、うるさい。