3.勝負
あなたのお名前
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何でこんな日に限って寝坊しちまうんだよ…
「 流川…か 」
結子ちゃんは、まだ流川に未練があるのだろうか。
そして、ちゃんとオレのことを想ってくれてるのだろうか。
「 …結子ちゃん?」
急いで体育館に入ろうとしたが、
目の前に結子ちゃんがいたから、立ち止まってしまった。
何度呼びかけても反応が無い。
……寝てる?
物音を立てないようにそっと近付くと、
小さな寝息が、スースーと聞こえてきた。
「 …何で、泣いてるの 」
閉じた目に、涙がきらきらと光っていた。
…誰のことを想って、泣いてるのか。
流川…?
あぁ、もう試合は始まってるんだ。
「 流川ってやつに、会ったの?」
反応が無いのは分かっているが、
寝ててもとりあえず聞いてみる。
今日の練習試合は、
いつもよりももっと気合いを入れないとな。