2.あの人との過去
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「 遅い…!」
もうすぐ湘北が来るっていうのに、
仙道さんが、来ない。
「 最近、あいつちゃんと部活来てたけどな 」
越野さんが私に話しかける。
私は時間にルーズな仙道さんを知らない。
越野さん曰く、私が部活に来てからちゃんと来るようになったらしい。
私のおかげで、遅刻しないようになったなら良かった。
…でも、きっと、仙道さんが今日遅いのは…
……流川くんが、来るから…?
そんなこと、気にしない人かもしれないけど…
そんな気もする。
「 湘北来ました!」
みんなが体育館の入り口を見る。
え、何あの赤い髪の人…
え、バスケ部?
え?
「 越野さん、あの赤い人って?」
「 いや、俺も知らない 」
先生は、湘北の先生のところへ行ってぺこぺこし始めた。
「 …!」
流川くん。
また、背が伸びたみたい。
…私に気付いてほしいけど、でも、
気付かないでほしいな。