2.あの人との過去
あなたのお名前
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「 …… 」
流川くんは無言で近付いてきた。
めっちゃイケメンじゃん…
……
………え、もしかして仲間?
さらに冷や汗。
「 誰だお前 」
「 コイツお前のスケか?」
「 ……俺の女じゃねぇ 」
…あ、スケって女って意味なんだ…
知らなかった…
また学びがひとつ増えた。
……じゃないよ私…
命の危機なのに何を考えてるんだ本当…
___ __ _
「 はははっ、」
「 …仙道さん何で笑うんですか…命の危機だったのに 」
「 んーん、なんか結子ちゃんの話し方が面白かったから 」
「 …話に戻りますよ… 」
___ __ _
「 だったら… 」
その男の人たちが口を開いた途端に、流川くんの拳が飛んだ。
私は生の殴り合い(流川くんが一方的に殴ってたけど)を見て怖くなって、
ぎゅっと目を閉じた。
掴まれていた感覚が無くなって目を開けると、
流川くんが私のことを見つめていた。
「 …あ、ありがとうございます 」
「 怪我は 」
「 無いです…!」
「 ん 」
その日は、流川くんともう二度と会うことは無かった。
吊り橋効果とでも言うのだろうか。
少し流川くんにドキドキした。
その時はまだ、名前すら知らなかったけど。