1.雨に濡れた横顔
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目を覚ますと、至近距離で人の顔が見えた。
「 わッ!?」
「 あ、結子ちゃん。起きたね 」
「 仙道さん… 」
「 濡れてるままじゃ風邪引くと思って、着替えさせといたからね 」
「 え''!?」
バッと私が身構えると、仙道さんはにこっと笑って言った。
「 俺女の子の裸とか見慣れてるから大丈夫だよ 」
いやあなたが大丈夫でもこっちは見られるのに慣れてないんですよね。
「 何で俺の名前知ってるの?」
「 私、仙道さんがいるから、ここの学校に来ました…!」
「 …へぇ、それって告白かな?」
「 いや、仙道さんがいたらインターハイに行けるかな、って 」
「 インターハイに行きたいの?」
「 はい、連れてってください 」
自分でも、さっき初めて話した人にこんなことを言うのはおかしいと思ったけど。でも私は、どうしてもインターハイに行かなきゃいけなかった。
「 理由は?」
「 …それは…まだ、言えないですけど… 」
「 そっか。」
言葉を詰まらせて俯くと、仙道さんはそっと近付いて、頭をぽんぽんしてきた。
「 まだよく分からないけど、いいよ。 」
「 ほんとですか…?」
「 それより、俺に抱かれる気は無い?」
「 アリマセン 」
つんつん頭の、かっこいいプレイボーイ先輩との出会いだった。