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溺愛しゅかゆづ夫婦 6


 朝、慌ただしく空回りする僕は、ねぼけまなこな朱夏のゆるやかなくちづけと微笑みで、ゆっくり息をした。



 昼、弓弦が作ってくれた弁当を食べ、彼女に電話をして、無理しないでねって言葉まであれば、俺は百龍力だ。



 夕、そわそわする心を落ち着けようと食事の支度に集中しながら、玄関口に朱夏の気配を認めた途端、僕は走り出していた。



 夜、愛しの弓弦を抱きしめて、なんでものんびりと話をし合い、ふいに視線が絡んだら、どちらともなく惹かれあうキスを。


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