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溺愛しゅかゆづ夫婦 6


 僕の膝枕で休む貴方の、なにより愛しい重みと体温。赤い髪を撫でる。



 心地良い音楽が流れている。いい曲ですねって、貴女の声には敵わないなと思いながら。



 龍神の花嫁が水面を歩く、愛する夫にゆるりと手を引かれながら。



 静々深まる夜に見せつけるみたいに、貴女と甘い吐息を絡ませて。



 朱夏がつけたキスマークがたまにちくりと痛むことすら、僕にとっては愛おしい。


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