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溺愛しゅかゆづ夫婦 6


 秋の夜長を貴方とふたり、他愛なく言葉を交わしては微睡んで。



 貴女をいっぱい充電中。めいっぱい甘えて、笑う貴女に髪を撫でられ。



 円く耀く月よりも、目前の貴方の瞳がよっぽどきれいで。手を伸ばしたら、ぎゅっと繋いでくれる。



 とびきり愛のはちみつミルクを、今夜も貴女のためだけに。ぽかぽか、ほどよく。



 林檎のうさぎをちいさくかじり、ぼうっと俺を見る貴女の美しい流し目に。



 貴女が飲み込む頭痛薬にすらなりたい。せめて俺の一部、龍鱗のかけらでも。



 うっすら赤い朝焼けを見た。貴方の髪の色と重ね、きれいだなあと目に滲む。


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