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溺愛しゅかゆづ夫婦 5

 朝、起きるにしても、だいぶ早すぎてしまった。
 でも妙に目がさえてしまったし、起きていよう。
 僕の隣には朱夏がいる。
 すやすやと穏やかに眠っている。
 そのきれいな寝顔に引き寄せられるみたいに、
 なんとなく、頬を撫でて。そっと口づけをして。

「今日も、だいすき」

 朝いちばん。一日のはじまりの一番最初。
 そっとつぶやく彼への想いが、
 僕の心をふわふわあたたかくさせる。


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