溺愛しゅかゆづ夫婦 3
山も街も茹だるようなこの酷い暑さに向かって、
「俺と弓弦の愛情の方が、これより遥かにあつあつで最強ですよ」
謎に張り合い、謎に誇らしげで、涼しげな顔で格好よく笑う。
……それが、朱夏という龍の神さま。
僕を溺愛する、僕だけの旦那さまだ。
……そういうところも好きだけど、と。
僕は俯き、きっと赤くなってしまっている顔を隠す。
「俺と弓弦の愛情の方が、これより遥かにあつあつで最強ですよ」
謎に張り合い、謎に誇らしげで、涼しげな顔で格好よく笑う。
……それが、朱夏という龍の神さま。
僕を溺愛する、僕だけの旦那さまだ。
……そういうところも好きだけど、と。
僕は俯き、きっと赤くなってしまっている顔を隠す。
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