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溺愛しゅかゆづ夫婦 3

 ちょっと目が疲れてしまったかも、と弓弦が言ったので
 彼女をソファに寝かせ、目薬をしてあげようと思いました。
 ほんのちいさなひと滴を吸い込む、彼女の真っ赤な瞳がきれいで

「はい、弓弦、ぱちぱちしてください」
「? うん」

 ぎゅっと瞼を閉じた弓弦が、なにを思ったのか
 ぱちぱちぱちと手を叩きながら、

「朱夏、えらい」

 …………。

「ん? 朱夏、わっ、なに?」
「貴女は本当に可愛いですねえ」

 そんな彼女を思いきり抱きしめ、
 雪のようにきれいな首筋にキスをして
 びっくりする彼女を一瞬さしおき、あははと笑う俺は、
 弓弦の底なし沼みたいな可愛らしさと愛おしさに、今日も今日とてメロメロです。


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