溺愛しゅかゆづ夫婦 3
バニーの日。うさぎ。
そんなことを耳にして思い浮かべるのは、俺の大好きで可愛い弓弦の姿だ。
うさぎといえば白くて赤い目で、という印象がなんとなく強い。
そして、俺の弓弦は真っ白できれいできめ細やかな肌をしているし、俺を射止めた瞳は真っ赤な宝玉だ。
なるほど。つまり。
俺は白衣のポケットからスマホを取り出し、弓弦ににゃいんメッセージを送る。
『弓弦、きょうはバニーの日らしいですよ、貴女の』
あっ。途中送信してしまった。『貴女の日ですね』と追記を……うさぎですから、とも書いた方がより伝わるかな、
『お仕事中になに考えているの。がんばって早くかえってきてくれたら、うさみみくらいはつけてあげる』
と。俺が色々考えているあいだに、彼女からの返信がきて。
『だから、朱夏。まってるね』
「……ふふ」
きっと、ものすごく照れた顔でメッセージを送ってくれているんだろう。
脳裏に浮かぶ弓弦の様子。真っ白な頬がふわりと赤らむ愛おしさ。うさぎと重ねてみたけれど、もちろんうさぎよりもずっとずっとずっと弓弦が可愛い。
『はい、頑張ります。待っていてくださいね』
『うん』と律儀で愛しい返信を見届けてから、スマホをポケットに戻す。
もう数時間。弓弦のおかげで、余裕で頑張れる。そして今日も定時即上がり、即帰宅で、俺を待ってくれている弓弦を『いい子、ありがとうございます』って抱きしめます。
そんなことを耳にして思い浮かべるのは、俺の大好きで可愛い弓弦の姿だ。
うさぎといえば白くて赤い目で、という印象がなんとなく強い。
そして、俺の弓弦は真っ白できれいできめ細やかな肌をしているし、俺を射止めた瞳は真っ赤な宝玉だ。
なるほど。つまり。
俺は白衣のポケットからスマホを取り出し、弓弦ににゃいんメッセージを送る。
『弓弦、きょうはバニーの日らしいですよ、貴女の』
あっ。途中送信してしまった。『貴女の日ですね』と追記を……うさぎですから、とも書いた方がより伝わるかな、
『お仕事中になに考えているの。がんばって早くかえってきてくれたら、うさみみくらいはつけてあげる』
と。俺が色々考えているあいだに、彼女からの返信がきて。
『だから、朱夏。まってるね』
「……ふふ」
きっと、ものすごく照れた顔でメッセージを送ってくれているんだろう。
脳裏に浮かぶ弓弦の様子。真っ白な頬がふわりと赤らむ愛おしさ。うさぎと重ねてみたけれど、もちろんうさぎよりもずっとずっとずっと弓弦が可愛い。
『はい、頑張ります。待っていてくださいね』
『うん』と律儀で愛しい返信を見届けてから、スマホをポケットに戻す。
もう数時間。弓弦のおかげで、余裕で頑張れる。そして今日も定時即上がり、即帰宅で、俺を待ってくれている弓弦を『いい子、ありがとうございます』って抱きしめます。
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