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溺愛しゅかゆづ夫婦編 2 (NL)

 ゆるりと編まれた僕の髪、
 ひとつ結びのみつあみを、貴方の指がほどく。
 貴方の手は綺麗だけど格好よくて、大きくて
 きっと、どんなものも壊せてしまうくらいに強い。
 なのに、僕の髪を扱うときの貴方は、とても慎重で丁寧だ。

「もっと適当でいいのに」
「いいえ、俺の大切な弓弦の髪ですから」

 こんな様子で、僕としては、くすぐったい。
 もちろん、胸の中がふわふわするこの感覚は

「……すき」

 貴方のことが大好き。

 ねえ朱夏、どうして笑っているの。
 そんなにふわふわ、とってもご機嫌そうに。


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