このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

溺愛しゅかゆづ夫婦編 2 (NL)

 お昼ご飯のシフォンケーキを、弓弦はとても楽しみにしていて
 彼女はあまり食べものに興味がないので、珍しいですねって、楽しみにしてるすがたを可愛らしく思いながら。
 そうしたら弓弦は照れくさそうに笑い、

「貴方と一緒に食べられるから」

 いつも平日はひとりだから、でも、貴方が毎日電話かけてくれるから、寂しくはないけれど、ですって。

「わふっ、朱夏?」
「……弓弦、」

 ああもう本当に。貴女ってひとは、可愛くて、愛おしくて
 そんなに嬉しい嬉しいってされたら、たまらないですよ。俺の胸がどうにかなっちゃいますよ。
 これから毎日職場なんかには幻術で出勤して、貴女と一緒に過ごしましょうか、
 ……真面目な貴女は、『そんなに毎日いつも幻術つかって大丈夫なものなの?』って気にしちゃうんでしょうね、だからやっぱりやめておきますけれど
 とにかく貴女が可愛くて大好きで、抱きしめる腕に力がこもって、痛いよって怒られてしまって。

 とても美味しいですね、
 貴女と一緒に食べるシフォンケーキ。


15/30ページ