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溺愛しゅかゆづ夫婦編 2 (NL)

 俺が触れたいと思った、貴女の赤い瞳は
 たとえば丸い林檎のようで、熟した苺のようで、
 そうだ、ねえ弓弦、知っていますか。
 紅珠って名前の林檎があったり、
 朱玉って名前の苺があるんですって。
 なんだか俺と貴女が織り混ざるような赤色たちで、
 ほら、気分が良いでしょう。

「朱夏、お腹すいてるの?」

 くすくす笑う、かわいいひと。
 その瞳がゆるりと細められているから
 触れて、取って、食べてしまいたいような、
 でもそれじゃあ貴女は壊れてしまうから。
 激流のような衝動と欲望をはらむ愛情の真っただ中で
 俺は。そっと、彼女の頬に、


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