このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

溺愛しゅかゆづ夫婦編 (NL)

 目を開けてすぐに、愛しいひとの寝顔があること。
 その幸せに、朱夏は微笑む。
 自分からしてだいぶ小さい弓弦の体を両腕に包んで、優しいベージュの髪を撫でてやる。
 やわらかい寝顔がふわりと綻び、すり、と朱夏の胸もとに甘える。弓弦の無意識。朱夏の心は、ぽかぽかでふわふわだ。このひとが、こんなにも愛おしい。
 大好きで大切な弓弦を優しく優しく抱きしめたまま、そっと瞼を閉じた。ゆっくりと二度寝に入り込む朱夏も、ふわりと綻ぶ、幸せいっぱいの笑顔のままで。


27/30ページ
    スキ