龍神さまと花嫁ちゃん(しゅかゆづ)
龍神は、愛しの花嫁に『あーん』をした。真っ赤で新鮮ないちご。ちょこんと練乳をつけて。ベッドに座る花嫁は、少しぼんやりとして、愛くるしい唇を小さく開く。彼女は今日、体調が優れない。
「弓弦、無理しないでいいですからね」
「うん。ありがとう……」
体の弱い花嫁と、甲斐甲斐しく世話をすることも幸せな龍神と。ふたつめのいちごが、ちょろんと練乳をくぐる。
「弓弦、無理しないでいいですからね」
「うん。ありがとう……」
体の弱い花嫁と、甲斐甲斐しく世話をすることも幸せな龍神と。ふたつめのいちごが、ちょろんと練乳をくぐる。