龍神さまと花嫁ちゃん(しゅかゆづ)
気まぐれで姿を現し、同じくそのようにして掃き掃除をする弓弦に構ってもらっていました。
むぎゅむぎゅすりすり愛しい弓弦を堪能していると、気づけば鳥居をくぐって来ていたらしい誰かが、「これよかったら」とメロンパンを渡してきたんです。
首を傾げる俺と、ついうっかり受け取ってしまって呆然としている弓弦、そしてすたすた奥へと歩いていってしまう謎の奴。
「……あ。あれ、狐ですね。化け狐」
「そう……でも、なんでメロンパン……?」
「さあ……」
ふたりしてぽかんとしてしまいました。
まあとりあえず、通りすがりの化け狐の悪戯だといけないので、メロンパンはしっかり燃やしておきます。
弓弦が、「もったいない」と言うので、じゃあ……チマ龍にでもあげてやりましょうか。どうせ境内のみなづき珈琲店で、ぼけっとしているでしょうから。
むぎゅむぎゅすりすり愛しい弓弦を堪能していると、気づけば鳥居をくぐって来ていたらしい誰かが、「これよかったら」とメロンパンを渡してきたんです。
首を傾げる俺と、ついうっかり受け取ってしまって呆然としている弓弦、そしてすたすた奥へと歩いていってしまう謎の奴。
「……あ。あれ、狐ですね。化け狐」
「そう……でも、なんでメロンパン……?」
「さあ……」
ふたりしてぽかんとしてしまいました。
まあとりあえず、通りすがりの化け狐の悪戯だといけないので、メロンパンはしっかり燃やしておきます。
弓弦が、「もったいない」と言うので、じゃあ……チマ龍にでもあげてやりましょうか。どうせ境内のみなづき珈琲店で、ぼけっとしているでしょうから。