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しゅかゆづ!

 弓弦はもとより体が弱く、なにかと臥せがちゆえ、最近の荒れ放題の天候に追いつけるはずもなく。このごろはベッドの民であり、今日も激しい雨音の中で頭痛や吐き気と闘いながら、

「しゅか、ぅ、しゅか……っ」
「大丈夫ですか弓弦、大丈夫、俺がいますから。大丈夫」
「ぅう……」

 献身的に支える朱夏の腕に抱かれ。ふたり、苦しい時期を寄り添って過ごしている。晴れるを待つ。


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