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みなづき珈琲(仮)

 今日も眠い朝。なので、頑張って起きようとする弓弦をしっかり抱きしめ、とことん二度寝します。
「朱夏、お店……」
 弓弦は真面目で可愛いですね。大好きです。大丈夫、店なんてあのちび龍もどきがなんとかします。客も滅多に来ませんし、俺は弓弦がいればあとはどうでもいいので。
「まったく、怠惰な龍だなあ」
「でもそんな俺が好きでしょう?」
「……ふん」
 俺の胸もとに隠れてしまった弓弦を、むぎゅっと抱きしめる。ふふ、素直じゃなくて、そんなところも愛おしいひと。


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