溺愛しゅかゆづ夫婦 12

ときにはさ真っ暗やみで音もなく
貴方とゆらりふたりぼっち

真っ暗やみ貴女とふたり息をした
そっと寄り添う体温いとし

繰り返し雪が舞っては春隠れ
ため息ばかり落ち込んでゆく

休日の朱夏との予定も白になり
「お家デート」と貴方は笑う

いい香りアロマキャンドルその灯り
朱夏みたいだと想えば恋

貴女からラベンダーの香りがして
じわりと滲む嫉妬心に愛


6/26ページ
スキ