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溺愛しゅかゆづ夫婦 11

双子の日
ところで弓弦、俺たちは
何人くらいほしいですか?


「ばか」
「ふにゃ、ゆづう」
 ふに。弓弦に頬っぺをつままれて。
 彼女は、真っ赤な顔でこう言った。
「まだ……朱夏をひとりじめしていたいから……」
 だめ? なんて、不安げに俺を見る。
 あまりの可愛らしさに、愛おしさに、俺はもうぶんぶんと首を横に振って、弓弦を強く抱きしめる他になかった。
「俺も貴女を独り占めしていたいです」
 愛しています。弓弦。


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