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溺愛しゅかゆづ夫婦 10


逆光に気高く延びる龍の影その朱を想い今日も愛しい

(ぎらつく琥珀色の瞳に見据えられ、胸がどきりと高鳴った――日ごろあんなにも僕に甘々な朱夏のきりっとした格好いい姿に、また今日も、恋に落ちる。いかづちにうたれた、みたいに。)


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