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溺愛しゅかゆづ夫婦 9


朝ぼらけ さむがり弓弦 腕に抱き ぬくもり満たす この愛おしさ


暗がりがずいぶん長い冬の朝 つい時間を忘れて朱夏に甘える


ひどいほど睡魔が襲う夕さりに 「起こしますから」優しい瞳


夕さりに 弓弦はうとり ふねをこぐ 安堵させたい 寝ていいのだと


ことことと 灯点し頃と エプロンと 味見のシチュー 朱夏の足音


カフェインを夜中にとって寝れなくて 優しい朱夏とふわふわおはなし


あまずっぱい苺を食べるデザートに「あーん」と弓弦のかわいいとしさ


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