溺愛しゅかゆづ夫婦 9
サンタさん 朱夏みたいだね 赤い髪
まいにち僕といてくれる龍
お腹いっぱいケーキを食べて夜も更け
また来年も貴方と一緒に
クリスマス終わったあとにもあちこちに
きらきら名残り惜しげなひかり
クリスマス終わればすぐに年末だ
少しのさみしさ貴方と語る
大掃除しなくちゃなあと思いつつ
貴方とごろごろ幸せの時間
寝る前にさっそく点けるプレゼント
夢見よくする効果のアロマ
(……とっても、いい香り。朱夏が僕のために選んでくれた、クリスマスプレゼントのうちのひとつ。
お花の中に埋もれるような心地のアロマキャンドル。
好きだなあと思う、でも――
「弓弦?」
「ん。なんでもない」
僕、貴方のことがいちばん大好き。)
かぜっぴき弓弦をひたすら暖かくさせて
熱い額にひえぴたを貼って
「ごめんね」なんて、謝らないでください
全部俺に任せて、ゆっくり休んでくださいね
傍にいますから