このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

溺愛しゅかゆづ夫婦 9


こんばんは時計が知らせた臘月すぐに忘れて弓弦に夢中


臘月のはじまりのあさ肌寒く朱夏のあくびに僕もつられて


弓弦の髪するりと梳かし編んだあと「僕も朱夏に」と櫛を持ち笑う


くちびるを噛んでしまって朱夏にばれ やさしい指先 リップクリーム


夜の闇こわいむかしを思いだすその前に朱夏、つよく手をつないで


怖がらず俺にゆだねて目を閉じて弓弦の傍は朱り溢れる


いやな夢ぬぐい去るのは朱夏のそのホットミルクとやわらかなキス


30/30ページ
スキ