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溺愛しゅかゆづ夫婦 8


 どうか、魂まで刻みつけるみたいに、あなただけと言って。もっと求めて。



 朱い龍鱗は、きらきら煌めいて、眩いままに僕を包み込む。ああ、貴方は暖かい。優しい微笑みが解るから、恐くない。



 本に夢中な貴女も当然かわいらしいですよ。でも、弓弦、そろそろ俺を構ってくれませんか。



 今日もおやすみが寂しい夜。だから朱夏、離さないでいてね、起きたらそこにいて。もちろんですなんて即答が、貴方らしい。



 弓弦、大好きです。いつも一緒にいてくださって、本当にありがとうございます。唐突になに、って? もちろん伝えたくなったからですよ。



 弓弦はすぐに頑張りすぎてしまうので、きちんと息抜きをさせてあげたいんです。ですから、ほら。まだお昼ですよ、弓弦。お昼寝も気持ちのいいものですよ。


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